慶應義塾大学SIVアントレプレナー・ラボラトリー

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SIV Relay Blog

2008年01月15日
[140] 株式会社MMインキュベーションパートナーズ 代表取締役に就任して/宮地 恵美 (Emi Miyachi)

  宮地 恵美 (Emi Miyachi)

 
  1982年    慶應義塾大学大学院 工学研究科数理工学専攻 修士課程終了
         日本ユニバック(現 日本ユニシス(株))入社
         入社以来2003年までCADCAMシステム、製造業主に自動車メーカー向
         けアプリケーションの開発に従事。
2007年3月  先端技術企画部技術開発室 上席研究員を経て日本ユニシス 退職
2007年4月〜 サイバー大学 IT総合学部 教授
2007年5月  (株) MMインキュベーションパートナーズ 代表取締役に就任


 2007年5月に(株)MMインキュベーションパートナーズ(以後MMIPと略す)代表取締役に就任した宮地恵美です。

【取締役就任の経緯】
 昨年夏に、メンター三田会の森靖孝さん、鈴木明さんから、MMIP代表のお話をいただいた時には、IT企業で長くシステムエンジニアをしてきて、会社経営経験のない私にはとても務まらないと躊躇しました。しかしながら、かねてよりエンジニアが、わくわくしながら、楽しく新しいものを生み出していく場や会社を創る仕事をしたいと考えていましたので、「会社経営をしてこそ、ベンチャーの立場に立って支援ができる。」「MMIP代表こそ、まさにアントレプレナーだ。」というSIVラボ事務局長の言葉に背中を押されて、代表の仕事をお引き受けしました。

【MMIPという会社】
 MMIPは、2001年に慶應義塾大学教員が出資してSIVリサーチ株式会社として設立されました。2005年度にメンター三田会の有志へ運営主体を移行し、2006年に(株)MMインキューベーションパートナーズに社名を変更して現在に至っています。メンター三田会という慶應義塾大学同窓生を中心とした組織の有志が運営するMMIPは、法人格を持たずにボランタリに活動するメンター三田会と表裏一体となり、塾生、塾員、教職員による「国を支えて国を頼らない」(*注)新事業創造を支援する活動を行っています。

【今後のMMIPの活動方針:グランドデザインから実行まで】
 MMIPは役員社員合わせて5人の小さな会社(2008年1月現在)ですが、役員社員一丸となって、豊富な社外資源を有効に活用させていただき、グランドデザインからプロデュースそして実行までの活動を行っていきます。

■グランドデザイン
− インキュベーションにかかる潜在的課題に関する研究フォーラムの開催、提言書、研究報告の発表を行います。特に海外インキュベータ組織、アントレプレナー教育組織との連携に注力します。

■プロデュース
− バイオ、IT, クリーンテック、ソーシャルの戦略的産業分野の共同研究、寄付講座の企画運営を通して、大学と社会との知の循環の仕組みつくりに貢献します。

■実行する
− 起業しやすい風土をつくるための新資金調達の仕組みをつくります。(ミニマムブリッジファンド設立運営)
− 慶應藤沢イノベーションビレッジのインキュベーションマネジャー業務を行い、着実にベンチャーを育てていきます。
− アントレプレナー教育、インキュベーションコニュニティの事務局運営を行い、インキュベーターの先導者になります。
− 起業直後のベンチャーが必要とする事務処理、マーケティング調査等のサービスを女性、学生インターン、シニアの力を活用して行います。この事業は、ベンチャー企業の成長促進だけでなく、子育て中の女性、経験豊富なシニアの知見を生かす雇用の創出及び、学生のアントレプレナー教育にも貢献することを目指します。

【SIVラボ事務局業務の引継ぎ】
 今年度いっぱいでSIVコンソーシアム活動を6年間率いてきた牧さんが、博士論文執筆に専念するためにコンソーシアムの事務局長を退任されます。これにともない、次年度SIVラボのコミュニティと活動を引き継ぐコンソーシアムKIEP(慶應SFC Innovation and Entrepreneurship Platform)の事務局運営をMMIPが担当していきます。
  
 SIVが築いてきた活動成果を、これまでSIVの活動にかかわってきた皆様と、そしてこれから出会う多くの方々といっしょに、日本そしてアジアのインキュベーションとイノベーションのプラットフォームに発展させていきたいと考えています。

(*注)「国を支えて、国を頼らず」は私が好きな福澤先生の言葉の1つです。国は組織と置き換えてもよいと考えています。幸いなことに、私はこれまで自分が所属する組織(学校、会社)や国(日本)が好きで、これらの組織に守られてきました。だから自分は「支える」ことの役に立ちたいと思っています。「国に頼らず」は、「国と関係をもたず」ということだという誤解を招きやすいのですが、私は、塾、国とは協力して日本に新事業創出の風土や仕組みを作っていきたいと考えています。
「儲けて、塾に寄付して、税金も払うぞ」と思っています。

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次回は2008年1月22日更新予定です。

投稿者: siv 日時: 2008年01月15日 06:44

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